
難病ブロガーの元祖せりとも(@seri_tomo)です。
昨日は病院へ行くため外出したところ、外で声をかけられました。
きゃっ、逆ナンパ? それとも宗教の勧誘?
違いました、障害者訓練施設の方でした。
この記事では簡単に分かるヘルプマークの説明を含め、その話をします☆
目次(読みたい所まで飛ばせます)→
ヘルプマークは障害や難病を抱えていることが外見からは分からない人が、周囲の配慮や援助を必要としていることを知らせるためのもの
そうですよね、知らない人もまだまだ多いと思いますので、まずヘルプマークのことを分かりやすく簡単に説明します☆
上記の画像の赤いストラップが『ヘルプマーク』です。
外出する時はこれをカバンに付けてお出かけするわけです^^
そーなんですよ、『ヘルプマーク』っていうぐらいですから、ただの飾りのストラップではないんですね。
これは、主に外見からは分からない内部障害がある方や難病の方が対象なのです。
例えば車椅子の方や松葉杖をついて歩いている方がいらっしゃると思いますが、それであれば見ただけで障害者の方だな、足を悪くされた方なのだなっていうのが分かりますよね。
でも、見た目では普通だし健康そうで何の問題も無さそうな健常者にしか見えない人でも、実は身体に重大な障害や難病を抱えてらっしゃる方っているわけです。
僕の病気で医学検査で分かった事
エコー検査でアキレス腱の炎症はかなり出ていて、石灰化(かかとの骨からトゲ(骨棘))と血流が出てる
左側の仙腸関節が血流が強く真っ赤になっており炎症がある疑い
仙腸関節炎の時に出てくる所見血液検査でリウマトイド因子(RF(RA))と
抗CCP抗体が共に陽性 pic.twitter.com/sLQJMjLdyZ— 難病ブロガー元祖せりとも@ドルビービジョン・HDR・4K・UHD導入☆ブログを書籍化・映画化しよう♪ (@seri_tomo) 2018年8月30日
僕の場合は上記のツイートのとおりで、足がすっちゃかめっちゃかになっておりまして。
足だけじゃなくて、四肢(両腕・両脚)の各関節がもう普通じゃなくなっているんですね。
でも、脚がひん曲がってるだとか腕が変形しているとかではないので、身体の内部に障害や難病を抱えてるだなんて見た目では分からないじゃないですか?
僕なんて見た目だけでは素敵な好青年にしか見えません。
例えばその素敵な好青年である僕が、電車で優先席に座ってるとしましょう。
すると周囲の乗客はどう思いますかね?
ってね、やっぱりそう思われがちですよね。
こんな風にね、やっぱり思われたりもします。
でも、このヘルプマークを付けていれば、その人は見た目では分からない何らかの障害や病気を持っていてそれで優先席に座っているんだということを周囲に理解してもらうことができますよね^^
ほら、クルマでも免許取り立ての初心者が若葉マーク付けていたり、70歳以上の高齢ドライバーが高齢者マーク(高齢運転者標識・もみじマーク)をクルマに付けてますよね?
妊娠してる方が付けてるマタニティマークってのもありますよね☆
それと同じような感じのものだと考えてくだされば分かりやすいかと思います♪
ヘルプマークについてはまだまだ色々な意味合いがあり、他にも説明があるのですが、今回はあえて話を進めます。
ヘルプマークについてはいずれまた詳しく記事にしますので楽しみにしていてくださいね^^
僕がヘルプマークを付けて歩いているのを見て、障害者の就労を支援するための訓練施設の人が声をかけてきた
そんなわけで僕は歩くのが人より遅いです。
ヘルプマークを付けてなければ、「なんだこいつ若いのにずいぶんゆっくり歩いてジャマだなっ」って思われがちでしょうが、そういう風に思わず理解してくださいねって気持ちを込めて僕はヘルプマークを付けてます。
あっ、でも僕は病気になる前から歩くのそんなに速くなかったですわ(笑)
街中で歩くの遅いとですね、いろんな勧誘とか宣伝の類いの人に声かけられるんですよね。
スローリィだから声かけやすいですからね。
これホント僕が女の子だったら完全にナンパ師の餌食ですよ。
ナンパ師も、ゆっくり歩いてる女子を狙うって言ってましたからね。
んで、僕が昨日病院へ行く途中、バスの乗り継ぎのためにそこそこ大きな駅付近を歩いていたら、「すみませ~んっ」って後ろから男の人の声が聞こえて僕の所まで走ってきて、ポケットティッシュを差し出してきたんです。
よくある宣伝の紙が差し込まれているポケットティッシュです。でも、なぜ駆け寄ってまで僕に宣伝を…?
ん…? その紙には、“「働きたい」意欲のある障害者の方を全力サポート!” と書いてありました。
駆け寄ってきた男性は、「障害者訓練施設の者です。ヘルプマークを付けてらっしゃったので…」とのこと。
あぁそれで僕にわざわざ駆け寄ってきたんだ、変な勧誘じゃないしむしろ逆にどういう話なんだろうと思って僕は立ち止まりました。
男性から、「働きたいという障害者の方の就労を支援するための訓練施設です。今、働いていたりこれから働きたいというのはございます…?」と聞かれました。
僕は難病で就労することは出来ないことと、その難病の説明をして丁重にお断りした
僕は、自分は障害者というより難病患者であること。
今は仕事をしていない状態で治療に専念していること。
現状、働くというのは不可能で、なぜかというと働いてしまうと病気がすぐ悪化してしまうから。
「働きたい」という障害者の方は、例えば左腕が動かないけど体力や気力・知力は健常者と同じであるから出来ることであって、僕の場合はそうじゃない。
あっという間に健康を害し悪化してしまうために働くというのであれば意味が無い。
命と引き換えに働くことは出来ないから…と、伝えました。
男性は「確かにそのとおりです…。自己免疫疾患とのことですが、血液の病気か何かなんですか…?」と聞いてきたので、それにも出来るだけ分かりやすく僕は答えました。
自分はリウマチ・末梢性脊椎関節炎という免疫の病気です。
例えば風邪を引いた時に熱が出ますよね?
それは身体に入った菌をやっつけるために熱が出る = それが免疫なんですが、僕の場合は身体がなんの異常も無く正常なのに自分の免疫が勝手に自分の身体の内部をやっつけてしまう…
身体の各関節を攻撃し、破壊してしまう病気なのです。
なので、もし働ける時が来るとしたらそれは完治もしくは寛解した時であり、もう完全に症状が出ないという状態にならない限り僕の場合は無理です。
だから生活は(自活できず)残念ですがもし障害年金で暮らせるならそれで暮らしたり、あとはやはり、生活保護になったりとか。
僕のようなケースの人は、最終的には生活保護になってしまう人も多数居ます。でもそれは仕方の無いことです。
と、答えました。
男性は僕の答えに何度もうなずき、「分かりました…。でももし就労の事で何か希望を持たれたらこの(ティッシュ内の)宣伝の紙にホームページアドレスも載っているので見てみてくださいね。」と最後も自社の宣伝をしてくる(笑)
それで僕も、自分もこんな酷い病気になってからは、こういう風に障害者を支援しようという施設やNPO法人などは素晴らしいと感じていますと伝えてお別れし、僕はバスに乗って病院へ行きましたとさ。
就労支援施設は利用者(障害者)を受け入れると国や市町村からお金(税金)が入って収益になる仕組み
自宅に帰って、その障害者就労支援施設のホームページを見てみました。
やっぱり気になるのは、こういう施設を利用するのっていくらかかるんだ? ってことです。
そうしたら、よくある質問の所にそれが載ってて、“9割以上の方は無料で利用されています”って書いてある。
んんん? じゃあどうやってこの施設は収益を得て維持しているんだろう…。
多分きっと、利用者(障害者)が入ると、市町村や国からお金が入るんだろうなぁ。
そうじゃないと施設が維持できないと思って福祉の仕事をしている友人に聞いてみたところ、やはりそのとおりでした。
で、その友人が気にしていたのは、その施設の運営会社がNPO法人なのか、有限会社なのか、株式会社なのかという部分でした。
その施設のホームページを見ても、会社の分類が明記されていないのです。
で、僕はググってみたところ、札幌以外に大阪にも同じ社名とマークで同じ事業を展開している「株式会社」が出てきました。
おそらくここと同じだということで間違いないでしょう。つまり、株式会社なワケです。
僕の友人曰く、もちろん良心的な会社もあるんだろうけど、株式会社が母体の福祉施設はあまりいい話を聞かない。株式会社なら利益を出さなきゃいけないわけだから…
(ただ、NPO法人でも利益主義で悪どいところもあるよ…)
とのことでした。
街中でヘルプマーク付けている人を見つけて勧誘してくるぐらいですからね。
もちろん、この施設が実際どうなのかは分かりませんよ。
でも、ヘルプマークを付けて歩いているとこういう事もあるんだなということで、ぜひ参考にしてみてくださいね☆
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さて、次は何を書こうかしらね…。ネットは広大だわ。